この記事の目次
1.「インペリアル」と「メトリック」の違いは?
- インペリアル=昔からのイギリス式単位
- メトリック=日本で使われている。十進法の国際単位
2.インペリアル(Imperial)
- イギリス発祥の単位系
- 長さ・重さ・体積などの単位があり、日常生活でも昔から使われてきました
- 現在のイギリスやアメリカでは一部日常で使われています(特にアメリカでは今も標準的に使用)。
インペリアルを使う国
現在「インペリアル単位」を公式または日常的に使っている国はごくわずかです。
完全にインペリアルを日常生活で使っているのはアメリカだけで、他の国は「公式にはメートル法だけど、一部の場面でインペリアルが残っている」という感じです。
インペリアルを一部に使う国は、ページ下でも紹介しています。
「インペリアル(Imperial)」で使われる単位
長さ | inch(インチ)、foot(フィート)、yard(ヤード)、mile(マイル) |
重さ | ounce(オンス)、pound(ポンド)、stone(ストーン) |
容積 | pint(パイント)、gallon(ガロン) |
温度 | 華氏(Fahrenheit, °F) |
3. メトリック(Metric)
- 国際的に使われる十進法の単位系
- 1メートル、1キログラム、1リットルのように10の倍数で換算できるので計算が簡単
- 世界中のほとんどの国で公式単位として採用されており、科学や工学では標準です。
国際的に使われる「メトリック(Metric)」を使う国
日本、ヨーロッパ全域、中国、韓国、オーストラリア、カナダ(多くは併用)など
メトリック(Metric)」で使われる単位
長さ | millimeter(mm)、centimeter(cm)、meter(m)、kilometer(km) |
重さ | gram(g)、kilogram(kg)、tonne(t) |
容積 | milliliter(ml)、liter(L) |
温度 | 摂氏 (°C) |
4.世界の単位系の使い方
🇺🇸 アメリカ(US Customary Units)
- インペリアル系に似た「ヤード・ポンド法」を使用(アメリカ独自に微妙に違う部分あり)
- 長さ:インチ (in)、フィート (ft)、ヤード (yd)、マイル (mile)
- 重さ:オンス (oz)、ポンド (lb)、トン (ton)
- 容積:カップ、パイント (pt)、クォート (qt)、ガロン (gal)
- 温度:華氏 (°F)
🇬🇧 イギリス(Imperial Units)
- 公的にはメトリックだが、一部はインペリアルも併用
- 例:道路標識はマイル表示、ビールや牛乳はパイント、体重はストーン/ポンド
- ただし科学や教育は基本メトリック
🇨🇦 カナダ
- 公式はメトリックだが、日常的にアメリカの影響で併用
- 身長・体重:メトリックとポンド両方で言うことあり
- 温度:公式は摂氏 (°C) だが、年配層は華氏を使う人も
🇲🇲 ミャンマー、🇱🇷 リベリア
- 世界で数少ない「完全にメトリックに移行していない国」
- ただし近年は国際化のためメトリック移行が進んでいる
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