予防シロッカー入院した時の記録(ブログ)

第一子は妊娠23週で緊急シロッカー手術だったので、第二子は妊娠が確定した時点で、予防シロッカー手術が決まっていました。子宮頚管無力症による頸管縫縮術を再びした。

主治医の先生によると15週頃が適切だそう。あまり早くても流産や破水の危険があるし、前回は妊娠20週辺りで子宮頸管が3cmになったので、胎児が成長して重くなってきても早産の危険が高まる。

手術前の妊娠12週頃、多少体力作りをしていいか助産師さんに聞くと、体を動かして子宮頸管が短くなってしまうと、シロッカー手術が大変になるし、その後入院が長引く事もあるので、手術前は大人しくして、動くなら手術後の方がまだ安心だよと、助産師さんに指導してもらう。

入院はおよそ1週間。状態が良ければ退院し、その後、会社は休んで自宅安静1週間をするよう医師から指示を受ける。自宅安静は、絶対安静ではなく無理のない範囲で、家事や育児の日常生活はしていいとの事。

上の子は保育園に通わせながら、主人や祖父母が交代で園への送迎をして、主人の仕事が遅くなる日は祖父母宅にお泊りして対応。この日は誰が迎えに行くかなど事前に細かく表にして家族で共有しておいた。

入院初日 15w1d

10時から入院。9時に着いてしまったが、入院受付や食物アレルギーの話を聞いて、9:20に病室到着。すぐパジャマに着替えるが、初日は特にする事なし。点滴もないし、お腹の張りもないので、売店も自由に行っていいようだ。

途中、薬剤師さんが来て内服薬の有無の話をしたり、お昼前と夕方にお腹の張りモニターを40分つける。

昼頃に突然、水っぽいおりものが立った瞬間ドバッと出る。助産師さんに相談すると、破水の可能性もあるからと急遽診察を受けるが、羊水は沢山あるし赤ちゃんの心臓も動いてるし破水ではなかったよう。

助産師さんによると、羊水は無色無臭、人によって少し濁ったようなピンクだけど、おりものが急に水っぽくなることはまずない。破水の場合、ちょろちょろ出続け、胎児への感染リスクが高まる。尿漏れと間違えてても全く問題ないから、すぐに連絡して指示を仰いだ方が良いようだ。

手術の明日、術後1日目の明後日はシャワー禁止なので、夕方シャワーを浴びる。

夜ご飯も食べ終わると、いよいよ明日の手術に備え、絶飲食が始まった。夜9時から翌翌朝まで少しの水分さえ取ってはいけないらしい。

入院2日目 手術日 15w2d

病室は乾燥気味だし、夜中口が乾く、一口でも水を飲みたい。朝6時頃看護師さんが来て体温、血圧、血中酸素濃度を測り、お腹の張りモニターを40分つける。

7:30 麻酔科の先生が説明に来て、同意書にサインする。いよいよですねーと明るい先生だった。

8:00 病衣に着替えて、血栓予防のため支給された着圧ソックスをはく。

9:00 点滴開始。血管が細くて蛇行してるらしく3回失敗。4回目に産科の先生が刺してくれた。

16:45 手術台まで歩いて移動。手術内容を確認して麻酔へ。

17:00 シロッカー手術開始。ベテランの先生2人と他2-3名。右腕は血圧測定1人は頭の近くにいて私が気持ち悪くないか、痛くないか様子を尋ねてくれた。先生からメスとか聞こえてくるけど、何かお腹の中で押されてるような感覚があるだけで、足が曲がってるのか、どうなってるのか全く感覚も痛みもない。足を動かそうと意識しても動かないと、何だか気持ち悪くてイライラする。

17:30 手術終了。先生たち4-5人で体を持ち上げてくれて、ベッドへ移動。病衣に着替えさせてくれた。体は腕と胸から上までしか動かない。

18:00 病室へ戻ってくる。心電図を常つけ、隣にはモニター。1時間に一回、看護婦さんが来て体調を聞いたり、体温、血圧を測る。

19:00 麻酔が徐々に切れてくる。腰くらいまで少し感覚が戻った。その30分後、膣の切開した辺りがチクチクズキズキ凄く痛む。腰全体広範囲もずっしり重い感じで痛い。お腹の張りはなし。痛み止めの点滴追加。15分で落ち切るが、少し良くなっただけ。耐えられなくはないが、まだ痛い。

20:20 やっぱ下腹部めっちゃ痛い。この痛みいつまで続くんだ…。

22:00 まだ下半身全体痺れがあってうまく動かせないけど、足の指まで動くようになってきた。腰は重くてまだ腕の力も使わないと動かされない。が、麻酔が本格的に切れてきて、シロッカーの傷口がめっちゃ痛い。どんどん痛みが強くなる。プラス下腹部全体も重い生理痛のような感じ。お腹の張り止めが20から30速になる。

0:00 めっちゃ疲れてるのに痛すぎて寝れない。急に吐気がくる。痛みに耐えながら夜中に2回嘔吐。朝までうつらうつらしながら痛みと吐気に耐える。

入院3日目 術後1日目 15w3d

5:00 寝たのかよく分からないまま朝になった。夜中も2時間おき位に看護婦さんが心電図、血圧、血中酸素濃度、体温を測りに来てくれる。心電図モニターの警報音ですぐ目が覚める。朝になると吐気と痛みが少し落ち着いてきた気がする。

6:00 最終モニターで問題なかったので、付けっ放しの心電図が取れた。寝てるとき点滴や指に巻く酸素計測とか顔の周りがコードだらけで大変だった。看護婦さん付き添い指導のもと、普通に立てたのでびっくり。尿管も外れた。尿管外れた後3時間位は小出すとき激痛。じきに良くなった。

7:00 先生による診察。また吐気。張り止めの点滴の影響が出てるのかもとのことで点滴は終わった。中の傷口を覆ってた長いガーゼを取り出す。少しかさぶたになってるし少し痛いような気持ち悪い感じ。どんだけガーゼ詰めてんだって位、手品のように出てくる。ガーゼとったから、この後は水っぽい出血が少し出るかもと言ってた。チューブは良い位置で止まってて、赤ちゃんも元気だよと見せてくれて一安心だが、めっちゃ気持ち悪く病室着いてすぐに嘔吐。

8:00 待ちに待った飲食OKなのに、不思議なくらい食欲が沸かない。苦労して朝食のキャベツの味噌汁を半分飲む。

12:00 食べたい気持ちはあるのに、やはり食べれない。気持ち悪さは落ち着いてきた。横になると大丈夫だけど、座ると傷口が痛くて、横になって休憩しながら食べる。結局、みかんの牛乳寒天のみ食べれた。

食事も飲み物も取れないので、水分補給の点滴が2本。夜まで着いた。

術後一日目は、前夜の睡眠不足を解消すべく、ほぼ寝てるか、お腹痛くて横になって携帯するだけで終了してしまった。

明日はシャワーも入れるし、体調も落ち着いて少し動いたり出来るといいな。

入院4日目 術後2日目 15w4d

病院食は半分程度食べれるようになってきた。まだ縫ったところが時々チクチクするが、だいぶ痛みが引いて良くなってきた。

突然襲った吐き気も看護師さんは「つわり」と言っていたが、おそらく私にとっては張り止めの点滴が強かったのだと思う。張り止めの点滴が10時間後くらいに完全に切れると、気持ち悪さは消えた。

入院8日目 術後6日目 16w0d

その後、入院期間中は毎日お腹の張りもなく、薬の吐き気もなかったので朝診察をして、退院することになった。

頸管長はシロッカーで縛った箇所の上が現在3.3cm、縛った部分は問題なし、赤ちゃんも元気。

今後は1週間は仕事を休んで家で安静にした方が良いとの事。絶対安静ではなく、少しは動いた方が術後には良いので、家事育児を無理のない範囲でなら行って良いとの事。

看護師さんによると、シロッカーをしても、その後 中には再び入院となる人が数割いる。

普通の妊婦さんより外来検診の間隔は短く2週1回。その2週の間に、赤ちゃんが出ないように今回シロッカーをしたが、もし何かあれば、1週に1回の診察になり、それでもダメなら入院となるらしい。

退院後、気をつける事

頸管長のリスクは少し回避できたけど、普通の妊婦さんと同じリスクはあるらしい。

・お腹が張ったら、すぐ休む。
・破水かなと思ったら、すぐ連絡。
(尿と間違えてても大丈夫。高位破水だとお腹に力を入れるとチョロチョロ出てくるらしい)
・鮮血の出血があったら、すぐ連絡。
・重いものは持たない。
(上の子を抱っこする時は座ってハグする)

・車の運転OK
・仕事もOK

退院してみて・・

病室内では少し動いても何ともなかったから大丈夫かなと思っていたけど、先生の言う通り、仕事はその後1週間休みをとって本当によかったと感じる。

病院では食事も出てきて、ほぼ絶対安静状態だったのが、急に駐車場まで歩いたり、家に変えるため階段登ったり、1週間ぶりにあった上の子が飛びついてきたり。

普段なら何てことないのだが、キツすぎる・・
退院翌日も自分の昼食を作ろうと少し動いただけで、気持ち悪くなり横になる。
少し動いては、体が重く長く横になって休む日が数日続いた。

一週間休みを取ったら完全復帰。通常通り仕事にいって、予定日に出産して、元気いっぱいな赤ちゃんが生まれました。

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